レアルvsミラン

CL第3節、注目のカードです。

前半からレアルのペースで試合が進みました。やはりレアルの方が攻守両方において運動量がとても多くミランの攻撃のほとんどは単発にロングを入れるところからスタートするといった感じでした。
しかしレアルの攻撃もそれほどミランのディフェンスを揺さぶれるシーンも多くはなく、前半の途中からはやや慣れてきていたのかもしれません。やはり正面から一方向での攻撃は時間とともに相手への効果は少ないようです。

結局先制点はレアル。でも決定的なシーンではなく、グラネロのミドルをキャッチしたジーダがボールを地面弾ませたときにひざに当てて転がったボールをラウルが決めただけ・・・

むしろその後のほうがレアルはいい攻め方だったです。シャビアロンソにボールが良く入り、逆サイドへ回す展開が増えてフリーの選手ができてくるようになりました。

後半に入ってもレアルペース、相変わらず攻めてからの守備への切り替えが早くミランはシュートまで行きません。

そんな中ピルロがロングシュート。それまで勤勉だったのになぜあのシーンだけピルロの周りに人がいなかったのかが謎でしょうがないです。同点になってからはミランの空気になっていたように思います。
少し後ろ目からロングボールがうまく裏にでて、雨でぬれたピッチでうまくボールが伸びてカシージャスが滑り込むタイミングを間違ってパトごフリーでシュート!!これで逆転!!

その数分後コーナーからドレンテがピッチをなめるような低空のシュートで同点!!

この辺から両チームとも前へ前へという展開になっていきました。

最後はパトが決めてミランの勝利。

この試合でロナウジーニョがかなりコンディションが上がってるのが見れてよかったです。肩に乗っけてトラップしたり、中盤で2,3人を翻弄したり、それからペナルティーエリア近くからスピードに乗ってドリブルしていく姿は全盛期に近いものがあったと思います。
また、パトが予想以上の成長だと思いました。マーカーはマルセロっていうわりとオフェンシブな選手とはいえ、ほとんど抜き去ってしたのと、とにかくスピードに乗りながらの技術の高さがすごかった。トラップからシュートとかがすごくスムーズなのがすごかった。
あと、ミランがここぞというところでチームがすごくうまく動き出したところはプロだなとおもわされました。
逆に少し気になったのがカカで、カカのためにもう少し早い展開も必要なんじゃないかと思う。それからミラン時代に比べてドリブルでの仕掛けが少なく、パスの中に溺れているようにおもいました。